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ビタミンEとは、一般にトコフェロールのことです。
黄色〜貴褐色の粘り気のある液体で、水にはほとんど溶けず、アルコールやオイルによく溶ける性質を持っています。
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●老化、ガンを予防する・・・体を構成する不飽和脂肪酸と呼ばれる細胞膜によって覆われています。
活性酸素はこの不飽和脂肪酸を酸化させて過酸化脂質を形成し、その結果細胞は、
鉄が空気中の酸素の影響で錆びるのと同じように、錆びて老化の進行やガンの誘発などの
原因となります。
ビタミンEは細胞膜に常駐し、いち早く活性酸素に電子を渡して安定化させ、不飽和脂肪酸への
影響を未然に防ぐと共に、ビタミンE自体は穏やかなビタミンEラジカルへと変化して、
その活性を失います。
さらに、ビタミンCがあれば、電子が渡され再びビタミンEは活性を取り戻します。
ビタミンCはビタミンCラジカルになり、水溶性ですので分解された後、尿中へと排出されます。
体の老化やガンなどを予防する、ビタミンE・ビタミンC、それから活性酸素を消去する
β-カロテンなどを、一般に抗酸化ビタミンと言います。
●動脈硬化を予防する・・・コレステロールは本来体にとって必要不可欠な存在ですが、取り過ぎると動脈硬化の原因と
なります。コレステロールには運搬、回収の形でそれぞれ悪玉コレステロール、
善玉コレステロールの2種類があります。このうち悪玉が増えすぎると活性酸素と反応して、
過酸化悪玉コレステロールとなり、血管を傷つけ始めます。
酸化悪玉コレステロールは、マクロファージによって処理されますが、処理しきれなくなると
マクロファージ自体が貯まって泡沫細胞化し、こぶとなって血管を狭めてしまいます。
ビタミンEは抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、回収作用のある
善玉コレステロールを増やす事で、コレステロールの減少、動脈硬化の予防といった効果を
発揮します。
●血行をよくする・・・ビタミンEは自律神経に働きかける事で、血管の収縮を促がす神経伝達物質の生成を抑え、
毛細血管の拡張をはかります。
頭痛や肩こり、冷え性などの血行不良により症状の緩和が期待できます。
●溶血性貧血の予防・・・赤血球膜も他の細胞と同じく、不飽和脂肪酸で形成されており、活性酸素によって酸化される
と、赤血球膜が破れて赤血球が壊れてしまいます。
この結果、赤血球の数が少なくなってしまい、溶血性貧血と呼ばれる症状におちいります。
ビタミンEはその抗酸化作用で、活性酸素から不飽和脂肪酸を守り、赤血球の破壊、
減少を防ぎます。
●肌のしみ・しわの予防・・・ビタミンEやβ‐カロテンには紫外線により発生した活性酸素を除去する働きがあります。
また、ビタミンCには、一度出来てしまった黒色メラニンを無色の還元型メラニンへと
変化させ、めだたなくする働きがあります。
ビタミンEにはこのほか、血行をよくして皮膚の新陳代謝を高め、表皮下のメラニン色素の
ターンバックを促進させ、押し出しを早めることも期待できます。
●生殖機能の維持・・・ビタミンEには脳内の血行をよくする事で、ホルモン分泌の司令塔があり、自律神経の中枢で
もある視床下部の働きを活発化させ、生殖機能の維持・改善に努めます。
また、ビタミンEは副腎や卵巣などに高濃度で含まれており、直接男性ホルモンや女性ホルモン
などのステロイドホルモンの代謝にも関わっています。
閉経後に起きる更年期障害などは女性ホルモンの分泌の激減が大きな原因の一つです。
ビタミンEは女性ホルモンの分泌を助ける事で、これらの症状の予防、改善の効果が
得られます。
また、男性ホルモンの分泌とも関連しており、精力減退などにも効果が期待できます。
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